fur-furの日記

抗菌化学療法認定薬剤師が日々の勉強したことを共有します。

β‐ラクタム系抗菌薬③ カルバペネム系抗菌薬

〇作用機序

PBP結合による細胞壁合成阻害して殺菌的には働く。

分子量が小さく外膜の透過性に優れる。

ESBLAmpC型β‐ラクタマーゼ過剰産生菌に抗菌活性を有する。

 

〇副作用

痙攣γ-アミノ酪酸(GABA)の受容体結合阻害による

 

〇薬物相互作用

バルプロ酸併用でバルプロ酸血中濃度低下でてんかん発作の再発

L-システイン、L-シスチン、リンゴ酸システインを含有するアミノ酸輸液と混合で力価低下

 

◎抗菌薬

MEPM, IPM/CS, PAPM/BP, BIPM, DRPM, TRPM-PI

CSはIPMやPAPMを腎臓のデヒドロゲナーゼ‐1(DHP-1)による分解を防ぐ

 

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