小児特有の7個の抗菌薬副作用
①クロラムフェニコール
不可逆性の再生不良性貧血
乳幼児は肝代謝が未熟のためグレイ症候群
②ST合剤
核黄疸
③テトラサイクリン系薬
8歳未満の小児で歯牙黄染、エナメル質形成不全
④セフトリアキソン
核黄疸
新生児には使用せずセフォタキシムを使用する。
⑤キノロン系薬
関節障害の報
ノルフロキサシン、トスフロキサシン以外のキノロン系薬は小児に禁忌
ただしCPFXが小児のP.aeruginosaなどによる複雑性膀胱炎・嚢胞性繊維症や炭疽に適応あり。
⑥ピポキシル基を有する抗菌薬
セフカペンピボキシル、セフジトレンピボキシルなどピポキシル基をもつ
長期使用時は低カルニチン血症を伴う低血糖、けいれん、脳症などを起こす。
⑦マクロライド系
エリスロマイシン、アジスロマイシンは肥厚性幽門狭窄症のリスクが高まる
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