レニンーアンギオテンシンーアルドステロン系とは
RAA系とは
体内で水と塩分のバランスを調節する必要があり腎臓がその役割を担っている。
肝臓で合成されたアンジオテンシノーゲンは腎臓の輸入細動脈にある傍糸球体細胞で産生されたレニンにより切断されアンジオテンシンⅠとなる。
アンギオテンシンⅠはアンギオテンシン変換酵素によりアンギオテンシンⅡに変換される。アンギオテンシンⅡはアンギオテンシンⅡAT₁受容体を介して血管収縮により血圧上昇を引き起こす。また、副腎皮質を刺激してアルドステロンを分泌させ腎臓における水とNaの再吸収を促進する。循環血漿量が増加し血圧が上昇するとネガティブフィードバック機構によりレニンの分泌が抑制される。
参考文献
慢性腎臓病の脂質管理のためのkdigo診療ガイドライン / 日本腎臓学会 【本】 価格:1,980円 |
小児特発性ネフローゼ症候群診療ガイドライン2020 [ 日本小児腎臓病学会 ] 価格:3,520円 |
がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2016 [ 日本腎臓学会,日本癌治療学会,日本臨床腫瘍学会,日本腎臓病薬物療法学会 ] 価格:1,980円 |