抗嫌気性菌薬
◎抗菌薬
・セファマイシン系
・オキサセフェム系
・β‐ラクタマーゼ阻害薬配合薬
・カルバペネム系薬
・クリンダマイシン:β‐ラクタマーゼに安定であるが近年B. flagilis groupの耐性化が問題
・ミノサイクリン
・メトロニダゾール
作用機序:受動拡散により菌体または原虫の細胞膜を通過し菌体内に取り込まれる。
すると細胞内の電子輸送タンパク質による酸化還元系により還元されニトロソ化合物に変化し抗菌・抗原虫作用を示す
耐性率が低い
・キノロン系薬(モキシフロキサシン、シタフロキサシン、ラスクフロキササイン)
◎感染部位
・上気道・口腔内の嫌気性菌による呼吸器感染症
菌種:Prevotella spp., Porphyromonas spp., Fusovacterium spp.など
重症の場合はクリンダマイシン併用(β‐ラクタマーゼ安定)
・腹腔内感染症
菌種:Bacteroides spp.
第一選択薬:β‐ラクタマーゼ阻害薬配合β‐ラクタム系薬、カルバペネム系薬、またはメトロニダゾールの併用
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