fur-furの日記

抗菌化学療法認定薬剤師が日々の勉強したことを共有します。

偏性嫌気性菌

Closutridioides difficile

芽胞形成性グラム陽性桿菌

 

〇常在する臓器

芽胞状態で環境に存在するC. diffilcileが経口的に腸管内に侵入する。

芽胞形成した場合は胃酸抵抗性で大腸に定着する。

 

感染症

腸炎

 

〇耐性菌

VCM耐性株増加

MNZ耐性株減少

FDX耐性株無し

 

〇治療薬

MNZ

VCM散

FDX

CDIとして記事にまとめて治療薬を詳しく説明します。

 

Closutridium perfringens

〇常在する臓器

腸管内に存在する菌が外傷、消化器系手術を契機に軟部組織に感染巣を形成する。

 

感染症

ガス壊疽

 

〇治療薬

PCG+CLDM(抗毒素)

 

Bacteroides属】

〇常在する臓器

下部消化管

 

感染症

穿孔性腹膜炎、憩室炎、消化器外科手術の手術部位感染

 

〇耐性菌

Bacteroides属のほとんどがβ‐ラクタマーゼ産生する

 

〇治療薬

カルバペネム系薬、β‐ラクタマーゼ阻害剤配合ペニシリン系薬

 

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